発行:NPO法人 未利用資源事業化研究会  |  2014年3月20日

フルーツガーリックに関する研究事業 報告書

有限会社 創造工房 御中

調査機関について

本報告書は、NPO法人 未利用資源事業化研究会が有限会社創造工房の委託を受け実施した研究調査の成果をまとめたものです。京都府京丹後市産フルーツガーリック(京丹後フルーツガーリック)を対象に、成分分析・機能性試験・生体影響評価の3項目について独立した研究機関・専門家が調査を行いました。

調査結果 1

基礎的成分分析

厚生労働省登録機関である株式会社キューサイ研究所(福岡県)に委託し、フルーツガーリック(黒の極味・黒の醤酢・フルーツガーリックのジュレ等)の成分分析を実施。

黒の極味(熟成にんにく)分析結果(100gあたり)
分析項目分析結果
水分77.9g
たんぱく質2.1g
炭水化物19.0g
エネルギー84kcal
ナトリウム10mg
トランス脂肪酸不検出(検出限界 0.05g)
飽和脂肪酸不検出(検出限界 0.05g)

成分構成比(100g中・主要3成分)

水分
77.9g
糖質
19.0g
水分 77.9% 炭水化物 19.0% たんぱく質 2.1% / トランス・飽和脂肪酸:不検出

分析機関:株式会社キューサイ研究所(厚生労働省登録機関)/ 受付 No. 2013120309-01-1 / 報告日 2013年12月17日

調査結果 2

短命ショウジョウバエに対する寿命延長試験

発酵ニンニク(フルーツガーリック)の抽出物を最適濃度で摂取させたショウジョウバエにおいて、過去に事例を見ない驚異的な生存率の延長が確認されました。

試験概要

  • 試験生物:抗酸化酵素遺伝子(チオレドキシンレダクターゼ Trxr-1)欠損ショウジョウバエ(酸化ストレスに弱い短命型)
  • 試験品:有限会社創造工房製 発酵ニンニク(フルーツガーリック)熱水抽出物
  • 対照品:一般市販の非発酵ニンニク熱水抽出物
  • 投与方法:餌に混和して自由摂食
  • 試験機関:独立研究機関(学術論文水準の手法を適用)

主要結果

発酵ニンニク(フルーツガーリック)

20〜27 µg/mL

この濃度で有意な寿命延長を確認

非発酵ニンニク(同条件)

効果なし

寿命延長活性は認められず

投与濃度別 相対寿命(対照群 = 1.00)

非発酵ニンニク 20 µg
1.00
発酵FG  5 µg/mL
1.10
発酵FG 10 µg/mL
1.25
発酵FG 20 µg/mL ★
1.42
発酵FG 27 µg/mL ★
1.48
発酵FG 50 µg/mL
1.10
発酵FG 80 µg/mL
0.97

★ 有意な寿命延長(P<0.05)。20〜27 µg/mLの至適濃度帯を超えると効果が消失する逆U字型の用量応答。

考察(報告書より抜粋)

「ショウジョウバエの生存率は驚異的であり、過去に事例を見ない現象である。ショウジョウバエの寿命が最適な投与量によって得られることは、人への投与も最適化によって効果が得られる可能性がある。」

「非発酵ニンニク抽出物には寿命を延長する活性は見られなかったが、発酵ニンニクには 20〜27 µg/mL の濃度で有意に寿命を延長させた。これらの結果は発酵により寿命の延長を引き起こす成分を生じると考えることができる。」

— NPO法人 未利用資源事業化研究会 報告書より

※ 高容量投与では寿命延長効果は見られませんでした。最適投与量が存在することが示唆されます。

調査結果 3

フルーツガーリック摂取後の体温変化・ストレス回復試験

フルーツガーリックエキスを摂取した冷え症女性において、冷却負荷後の体表面温度の回復が対照群と比較して有意に高いことが確認されました(P<0.01)。

試験概要

  • 実施日:2014年1月13日・2月23日
  • 実施場所:NPO法人 未利用資源事業化研究会 事務局
  • 被験者:冷えを訴える30〜40代女性 5名(ヘルシンキ宣言に準拠、文書同意取得)
  • 試験品:創造工房社製「黒の極味」(フルーツガーリック熱水抽出エキス)5ml
  • 試験方法:クロスオーバー・オープン試験(N=5)
  • 冷却負荷:左手掌部を15℃の水に1分間浸水
  • 測定機器:サーモグラフィー(NEC三栄㈱ TH3102MR)
  • 測定部位:手の甲の中心・合谷(ごうこく)・中指爪部の3点

主要結果

合谷(ごうこく)部位

P < 0.01

冷却負荷後20〜45分間、有意に体表温度が高値(N=5、クロスオーバー試験)

摂取後の体温上昇

約30分後

摂取後30分以降で明確な体表温度回復傾向を確認

冷却負荷後の体表温度回復(合谷部位)

★ P<0.01(20〜45分) 0 10 20 30 45 60 冷却後の経過時間(分) 体表温度回復 発酵FG摂取群 対照群(プラセボ)

N=5、クロスオーバー試験。縦軸は体表温度の相対的回復を示す(値は報告書記載の有意差・傾向に基づく模式的表現)。

考察(報告書より抜粋)

「摂取後の体温の上昇は約30分後明確に表れており、醗酵ニンニクを摂取する効果は明確である。」

「これまで、ニンニク摂取後の体温が高くなるとする症例は存在しているが生体検査による報告は無く、当研究において、醗酵ニンニクは一定の効果が確認できた。」

— NPO法人 未利用資源事業化研究会 報告書より

※ 65歳以上の女性の1/2は低体温に悩んでいるという報告があります(報告書参照)。高齢化に伴う低体温層の増加という社会的背景の中、この結果は「食から体温を整える」というアプローチの有効性を示唆するものです。

報告書概要

報告書名
フルーツガーリックに関する研究事業 報告書
発行機関
NPO法人 未利用資源事業化研究会
発行日
2014年3月20日
委託者
有限会社 創造工房
試験品種
上海早生(京都府京丹後市産)
栽培管理
早川雅映 / 低農薬栽培・弱アルカリ性土壌 / 収穫量 20t / 5ha
酵素技術
設定温度 55〜65℃ / 湿度 80%以上 / 熟成期間 30日 / 添加物なし(詳細技術は非公開)
分析機関
株式会社キューサイ研究所(厚生労働省登録機関・福岡県)