世界最高峰の食の学会
スペイン・バスク地方サン・セバスティアン。人口18万のこの街は、世界で最もミシュラン星数が多い美食の都として知られています。1998年から始まったガストロノミカ(食の学会)は、世界中のトップシェフ・食品研究者が集まる国際舞台。出展ブースは50ほどしかなく、研究発表が中心の場です。
その限られた枠に、京都・丹後の小さな農家メーカー——創造工房が単独出展を果たしました。
実験結果が証明したもの
会場では、UMAMIX®という新しい仮説を世界のシェフに実験を通じて提案しました。「UMAMIの味覚は物質的な要素だけで判断されているのか? UMAMIの未知なる領域=UMAMI-Xが存在するのではないか」——その問いが、トップシェフたちの直感を揺るがしました。
実験の方法
赤ワインやオリーブオイルなど好みの素材を2つ用意し、一方にフルーツガーリックの外皮(1㎟以下)を加えて比較。
同じ素材の上に、フルーツガーリックを一瞬置くだけ。接触時間は問わない。
パウチで密閉した「皮カード」の上に素材を置いて比較。物理的な接触なしで変化が起きるか。
「フルーツガーリックは捨てるところがない素材だね」——現場のシェフからの言葉。
世界のトップシェフの反応
プレゼンを受けたシェフたちは、予想を超えた反応を示しました。
「来年2018年のメニューに採用するよ!」
Martin Berasategui シェフ
ミシュラン三ツ星 / スペイン
「何が起きているんだ!?」
Mugaritz Aandoni シェフ
ミシュラン二ツ星 / バスク地方
「3 2 1!UMAMI〜〜X!!」
Carles Abellan シェフ
El Bulli(世界最高峰)出身 / バルセロナ
ヨーロッパへの扉が開いた
ガストロノミカ前に、フランスを中心に活動するディストリビューター「Sens Gourmet」からお取引の申し出がありました。前日のランチで、フルーツガーリックの素材の魅力とUMAMIXの概念を余すことなく伝えた結果——
「まるでハンマーに殴られた様な衝撃だ!」
期間中はスペイン語・フランス語・英語でPRを行ってくださり、サンセバスチャンやバルセロナのトップシェフへのプレゼンも共に推進。ヨーロッパへの本格的な流通網構築の起点となりました。
3つのミッション、全て前進
ミッション1
フルーツガーリックのヨーロッパ取引拡大 → Sens Gourmetとの提携で起点を確立
ミッション2
UMAMIX®の概念を世界に発表 → トップシェフが実験を通じて驚きとともに認めた
ミッション3
シェフとのネットワーク構築 → 丹後への招聘につながるルート開拓を開始
出発2週間前、台風18号により床上浸水60cmの被害を受けながらも、私たちは挑戦しました。世界最高峰のシェフたちが実験を通じてUMAMIX®の存在を認めてくれたことは、私たちの仮説が世界に通用することを証明してくれました。
——早川雅映(有限会社 創造工房 代表取締役)