早川雅映 — UMAMIXの研究と実践

京丹後で35年、食の事業を営みながら、「形のない領域の働き」を誰もが確認できる「おいしさ」に変換する検証を続けています。

経歴

1962年大阪生まれ。灘中学・灘高校から東京大学に進学。1989年、26歳で東京を離れ、京都府京丹後市網野町に移住しました。1991年、創造工房を設立(現・株式会社創造工房)。

1993年に「文殊の知恵1・今切実に気になっていること」(約50名・477データ)、1995年に「文殊の知恵2・死について」(34名・180データ)を主宰。KJ法により、多数の人々の切実な問いから人生全体の構造図を作る試みでした。この構造図を、その後30年かけて自分の人生で実地に歩くことになります。

京丹後市議会議員を務め、2008年の市長選出馬・落選を経て政治から離れ、2009年頃から京丹後フルーツガーリックの生産を開始。以後、至源/UMAMI-Xブランドとして、フルーツガーリック・UMAMI-X熟成塩などを商標登録、Fruit Garlic Technology・VITAL-X Technologyの商標を取得して展開し、京都伊勢丹・紀ノ国屋への納品実績があります。2025年4月、京丹後市大宮町森本に「瓜破の水」を開通(出資者60名)。

UMAMIX仮説

UMAMI(既知の旨み)+ UMAMI-X(未知の領域)= UMAMIX。

私たちが「おいしい」と感じる働きのすべてが、現在の科学で解明されているわけではありません。UMAMI-Xは、その未解明の領域に「何かが働いている」とする仮説であり、その上位概念として、生命に必須の未知の存在をVITAL-Xと呼んでいます。これは証明された理論ではなく、検証途上の仮説です。だからこそ、次に述べる検証の原則を最も重視しています。

世界の見方について

私は、世界は形のある世界と形のない世界が正しく一つになって成立している、と認識しています。輪廻についても、過去世記憶の研究事例を根拠に「事実としか言いようがない」と考えています。ただし同時に、こうも考えています——「魂の方にも寿命があるのかもしれない。全ての人が輪廻しているわけではないかもしれない」。断定できないことを断定しない。これがこの研究の作法です。

検証の原則 —「信じてもらう必要はない」

この研究の中心原則は、こう表現されます。

「形のない領域の働きを『信じる』のではなく、『万人が確認できる出力——おいしさ——に変換する』」

主観や神秘を信じてもらうのではなく、誰の舌でも確認できる形にする。開発過程では、主観に依存する検知手法も使います。だからこそ、最終判定は必ず「万人が確認できるおいしさ」に置き、主観側の手法を較正する検証を設計しています。この原則のもと、製品は毎月の売上という誤魔化しの効かない市場の検証にさらされ続けています。事業を35年、フルーツガーリックの生産を10数年続けてきたこと自体が、この変換が机上の空論でないことの検証だと考えています。

2017年10月、スペイン・サンセバスチャンで開かれた世界最高峰の食の学会「サン・セバスチャン・ガストロノミカ2017」で、300人超のシェフを前に公開での実演を行いました。次の段階として、較正された専門家パネルによる盲検官能評価と、生理指標の測定・統計化を計画しています。検証に協力いただける研究者・料理人の方はご連絡ください。

方法論 — KJ法40年と30年縦断の構造化

思考の背骨はKJ法(川喜田二郎)です。マーケティング実務でKJ法を職業的に訓練した後、40年にわたり事業と生活の実地で運用してきました。

1993〜95年の文殊の知恵(約80名の集合知の構造化)と、2026年の再構造化により、同一人物が同一手法で30年を隔てた2時点の意識構造を構造化データとして残すという、他に例の少ない縦断記録が成立しています。

この研究は独学ではなく、30年以上にわたり複数の系譜・師から学んだものの統合です。

AIによる批判的監査

2026年からは、30年分・3万件超の自己発言をデータベース化し、複数の独立したAIによる批判的監査を受けています。賞賛ではなく反証を依頼し、指摘された弱点は公開する——検証の原則を、自分自身にも適用するためです。

継承の設計 — 属人化させない

「念を込めない。そうすると僕が死んだら終わりで継続できない。決まった形の中に組み込むことによって実現する」

技術は特定個人の能力ではなく、手順として再現可能な仕組みに落とすこと。誰かを信じさせる構造を作らないこと。特定の教えへの勧誘や、不安を煽って対価を取る構造を拒否すること。これらを研究と事業の設計原則としています。

事業 = 検証場

  • 京丹後フルーツガーリック(2009年頃〜): UMAMIXテクノロジーの原点
  • UMAMI-X熟成塩: 内モンゴル湖塩への熟成加工。ミシュラン一つ星「熟成鮨 万」白山洸氏が仕上げ塩として愛用
  • 瓜破の水(2025年〜): 京丹後・大宮町森本の水源

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